きょうだい児の私が妊娠・出産を決意するまで|遺伝の不安と向き合った38歳の記録
きょうだい児として抱えてきた「妊娠への恐怖」
私は、障害のあるきょうだいを持つ「きょうだい児」です。
長い間、結婚や妊娠、出産に対して前向きになれませんでした。
「同じことが繰り返されるのではないか」という不安が、ずっと心の中にありました。
結婚や出産に踏み出せなかった理由
恋人ができても、結婚の話になるとどこかで踏みとどまってしまう。
その理由ははっきりしていました。
遺伝するのではないかという恐怖
無意識のうちに、妊娠を避け続けていたのです。
同じ悩みを抱える「きょうだい児」の現実
きょうだい児の集まりやピアサポートに参加しても、出てくる悩みはいつも同じでした。
- 遺伝への不安
- 出産への恐怖
- 将来への迷い
38歳で決断|妊娠・出産と向き合う
それでも私は、38歳で決断しました。
怖いままでもいいから向き合おう
逃げるのではなく、不安と正面から向き合うことを選びました。
不安を減らすために選んだNIPT検査
妊娠後、まず行ったのがNIPT(出生前診断)です。
- 妊娠10週で受検
- 費用:約20万円
- 方法:採血のみ
身体的な負担は少なく、短時間で終わる検査でした。
結果を待つ2週間の緊張
結果は約2週間後に届きました。
とても緊張しましたが、
すべて陰性
この結果が、初めて「産めるかもしれない」という自信につながりました。
出産に向けた心構え
家族の出産経験から、出産時のリスクについて強い意識がありました。
できるだけ母子への負担を減らすことを意識し、出産に向けて準備しました。
親ができるのは「環境を整えること」
出産後に感じたのは、親ができるのは環境を整えることだということです。
- 早期の刺激
- 他の子どもとの交流
- 生活環境の工夫
できる範囲で環境を整えることを意識しました。
頼るという選択
育児は想像以上に大変で、すべてを一人で抱えるのは難しいものでした。
一時預かりなどの支援を利用することで、心身ともに余裕が生まれました。
妊娠中に知った支援制度
妊娠して初めて、きょうだい児が支援対象となるケースがあることを知りました。
- 助産師
- 保健師
複数の専門職に関わってもらい、大きな支えになりました。
長年のトラウマが癒えた瞬間
これまで誰にも話せなかった過去の経験も、少しずつ言葉にできるようになりました。
話すことで、心が軽くなっていくのを感じました。
出産後に訪れた変化
出産後、長年抱えていた重さが嘘のように軽くなりました。
一人で抱え込まなくてよかった
これまで一人で抱えてきた不安も、支援を受けることで大きく変わりました。
まとめ|不安があっても進んでいい
妊娠・出産は人生の大きな転機です。
一歩踏み出すことで、支えてくれる人や環境に出会うことができます。

